JAAMでは、アセットマネジメントの国際規格の中核であるISO 55001を読み解くセミナーを開催しています。
ISO 55000シリーズは、品質マネジメント(ISO 9000シリーズ)などと同じくマネジメントシステムの国際規格ですが、ISO 55001には特有の要求事項があります。
それが財務情報と非財務情報の整合に関する要求事項です。
日本では、インフラの老朽化対策としてアセットマネジメントが導入されたことや、技術者がインフラのアセットマネジメントを担当することが多いことから、扱う情報も構造物の点検や診断、劣化状況等の非財務情報(≒技術的情報)が中心で、これまでは財務や会計に関する情報を扱う機会が少なかったのが実情です。
しかし、国際規格に準拠したアセットマネジメントや資産評価(デューデリジェンス)を実施する際には、アセットマネージャーや資産評価士(Asset evaluator)などに財務や会計に関する知識が必要不可欠です。本セミナーでは、財務と非財務の情報の整合に関するISO 55001の要求事項を読み解くとともに、アセットマネジメントに関係する財務や会計の基礎的な知識を身につけて頂きます。